2021年10月25日月曜日

【実践】加工食品・外食

加工食品や外食は、実は中身がよくわからないものを食べていた

 食の問題でまず考えてほしいことが、いかに良いものを入れようと思う前に、いかに悪いものを入れないかということです。今は悪いものが多すぎるのです。つまり、どうやってプラス60点がとれるかと考える前に、どうやってマイナス30点を0点にするかということです。特に問題は、間食(特に糖質)、加工食品・外食(毒)です。その中でも今回は、加工食品と外食について書いていきます。すなわち、なるべく毒を避けていくということです。現代、加工食品と外食を食べる割合が増えています。


食べている内訳を調べると、

生鮮食品 8%

外食   30%

加工食品 62%

となります。

全体の92%は加工食品と外食なのです。このことから、加工食品・外食をどうするかという問題はかなり大きいのです。生鮮食品は字の通り、生きていて新鮮な食品です。食材の質は自然に近いほど良く、自然から遠くなるほど悪くなります。もちろん生鮮食品は自然に近く、加工食品と外食は自然から遠くなります。

さらに加工食品は食材の元の姿形がないため、どのような原材料を使用しているか詳しくわかりません。何も書いていなければ、ほとんど輸入品。栽培方法も生産方法も不明。遺伝子組み換えもほとんどが、名前を変えて加工食品に入っている。さらに加工されると時間が経過するので、食品添加物が使用されやすくなります。

ですから結論を言うと、加工食品・外食を減らして質の良い生鮮食品をできる限り順に買い替えていく。そしてたまに食べるなら、質の高い加工食品・外食を利用することです。


加工食品・外食の問題点とは  

加工食品には以下の3つの問題点があります。

①外国産の食材が多い

②遺伝子組み換え食材が使用される

③食品添加物が使用されやすい

①②がなぜ起こるかというと、表示義務がないからです。中国産玉ねぎやら遺伝子組み換え大豆と書かなくて良いからです。ですから、メーカーは上記のような食材を使いたいはずです。何故かというと、圧倒的に値段が安いから。つまり、消費者は安いというメリットを獲得した代わりに安全性を犠牲にしたのです。しかも知らない間にです。例えば、外国産の食材に使用されるポストハーベスト農薬や遺伝子組み換え食材は発がん性が指摘されています。

さらに③食品添加物が使用されやすいですが、加工された段階で食品は見た目も味も均一です。バラつきがあってはいけないので、薬が加わります。それから加工食品は、製造してから実際に消費者が食べるまでかなりタイムラグがあります。ですから保存ができるようにさらに白い粉が加わります。そして、食品添加物にもアレルギーや発がん性が報告されています。


問題点①

「外国産の食材が多い」とは


やはり外国産の食材となると、問題はポストハーベスト農薬である。ポストハーベスト農薬は収穫後農薬とも言われ、主に輸入品の食材の劣化(腐敗・変色など)を防止するために散布されます。身体への影響は農薬よりもはるか上です。自給率が40%を切る日本は、多くの食材を海外から輸入しています。主に船で運ぶため、傷まないように使用されます。輸入品をなるべく食べないのが理想です。しかし、自分はそんなに食べていないと思うかもしれません。そんなことはありません。相当食べているはずです。気づいていないのです。基本的に食材の生産地は表示義務があります。だから、スーパーの玉ねぎやゴボウなどの生鮮食品には茨城県産とか長野県産と書いてあります。しかし加工食品や外食には表示の義務がないのです。したがって、メーカーの心理としては輸入食材を使用した場合、なるべく産地は書きたくない。例えば、ブラジル産大豆とかウクライナ産とうもろこしなど。だから、表示義務のない加工食品や外食に外国産が多用されるのです。

また、輸入野菜・輸入果物はジュース・ジャム・ケーキ等に使われる。その原材料名を見ても産地は書いていないはずです。生のりんごは、青森県産と表示してあるのにりんごジュースには何も書いていない。例えば、中国産とかタイ産とか表示したら売上に影響します。逆に国産ならアピールしたいから必ず書くはずです。産地が書いていないと思ったらもう100%輸入と思って間違いありません。


問題点②

「遺伝子組み換え食材が使用される」とは

加工食品や外食は遺伝子組み換え食材が使用されても表示が免除になっているケースが多々ある。

まずは遺伝子組み換え食品における体への害である。実は遺伝子組み換えによる人体への影響は、まだ未知であり不明な点も多い。しかし、第三者機関の研究により主に3つの病気との関連性が指摘されている。

①ガン

②アレルギー

③不妊症 

したがって、しっかり原材料表示を確認して「遺伝子組み換え不使用」と記載してあるものを選んでいきたい。しかし、気づくことはないだろうか?納豆を見ても味噌を買っても、どこにも「遺伝子組換え使用」という表示はないはずである。というかない。単純に考えて、「遺伝子組み換え使用」と書いてあったら誰が買うのだろうか?いや誰も買わなくなる。そこで遺伝子組み換えを使っていても、表示免除になっているものが多くありうまく隠しているケースがほとんどだ。したがって、「私は表示を見て避けているから大丈夫」とか「遺伝子組み換えなんて食べていないよ」という人も残念ながらもう既に相当食べているはずである。

遺伝子組み換えを使っていない→不使用と表示→消費者にわかる

遺伝子組み換えを使っている→使用と非表示→消費者にわからない

表示免除(たんぱく質やDNAが最終製品に残っていないという理由)で隠れている可能性の高い食品は、

特に油、お菓子・液体物、食品添加物などです。


・油(大豆油・コーン油・菜種油・キャノーラ油)

上記の油の原材料を見て、「遺伝子組み換えは使用していません」と書いていなければほぼ100%使っているでしょう。もし使用していなければ、原材料が高くなるため、必ずメーカーはアピールしたいはずだから書きます。基本的に上記の油のうち、菜種油・キャノーラ油以外はほぼ100%遺伝子組み換え原料です。菜種・キャノーラ油も98%遺伝子組み換えですが、例外として2%(国産・オーストラリア産)は、非遺伝子組換えです。また、これらの油を使用した加工食品や外食もチェックが必要です。例えば、油揚げ・さつま揚げ、それからスーパの惣菜で使用される油です。原材料を見て、例えば菜種油(遺伝子組み換えでない)ならいいのですが、菜種油だけなら要注意です。というか食品メーカーや外食産業が使用する油はほとんど遺伝子組み換えです。理由はもちろん安いからです。

✕ 何も書いてなかったら遺伝子組み換えと思って間違いない


◯ 遺伝子組み換えを使っていなければ、必ず遺伝子組み換えを使っていないと書く



・お菓子・液体物

さらに、遺伝子組み換え使用のとうもろこしが名前を変えて表示してある場合も多く、以下の3つは特に注意が必要です。

①水あめ

②果糖ブドウ糖液糖(もしくはブドウ糖果糖液糖)

③アルコール

お菓子や液体物(ジュース・酒・調味料など)の裏の原材料名を確認すると、よく書いてあります。油と同じように、遺伝子組み換え原料を使用していなければ必ず不使用と書いてあるはずです。何も書いていないということは、裏を返せば使用しているということです。キャンディに入ってる水飴が、まさか遺伝子組み換えのとうもろこしからできるなんて思えない。みりん風調味料の原材料に使用されている水飴も同じであり、表示さえもないから考えもしない。

✕ 水あめと書いてあったら遺伝子組み換えの可能性がある



・食品添加物

それから添加物の原料として遺伝子組み換え大豆が使用されている場合もあります。

乳化剤(レシチンなど)

油脂とくっつける乳化剤として使用。例えば、カカオマスとカカオバターを結合させてつくるチョコレートなどがある。チョコレートの原材料名を見ても、乳化剤=レシチン(大豆由来)の大豆のあとに「遺伝子組み換えではない」と書いてないと思います。ということは残念ながら、大豆は遺伝子組み換えの可能性が高いです。プロセスチーズの乳化剤も同様です。まさかプロセスチーズに入っている乳化剤が、遺伝子組み換えの大豆からできているなんて考えられない。これも表示がないから気づかない。

大豆は遺伝子組み換えの可能性が高い




大豆たんぱく

添加物ではないが、添加物のように増量の目的で使われる。主に加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコン・ハンバーグ・肉まん・餃子など)や練り製品(かまぼこ・ちくわ・さつま揚げなど)に使われる。しかしながら、大豆たんぱくには本来遺伝子組み換え大豆使用の表示義務がある。ここでまた例外がある。消費者にはなるべくわからないようにするのだ。

①原材料名の上位3番目までに使用していなければ、たとえ遺伝子組換えの食材を使っていても表示はいらない

②全重量の5%未満であれば、たとえ遺伝子組換えを使っていても表示はいらない 

たいてい大豆たんぱくは4番目以降に書いてあるはずだ。(3番目以内でも5%未満の可能性がある)ここで注意が必要なのは、原材料名を確認すると豚肉や魚が最初に書いてあるので、遺伝子組み換え大豆はほんの少しと勘違いしてしまうことだ。実は違うということ。なぜならば、肉や魚は生もので大豆は乾燥した粉末だからだ。水分が無いぶん、圧倒的に軽くなる。したがって、加工時に水分を加えると重量が5〜6倍になるのだ。その結果、本当はかなり多いのに4番目以降になって、しかも遺伝子組み換えの表示も要らなくなるのだ。

4番目以降に大豆たんぱくと表示されているので遺伝子組み換えの可能性が高い


まだまだ使用されている食品はたくさんある。全て遺伝子組み換え使用とは書いていない。このように遺伝子組み換えの表示だけではないのですが、都合の悪いことは絶対に書かないということです。使用しているのに使用しているとは記載していない。なぜかその食品の表示が免除になったり、名前を変えたりしている。化学調味料と書いてあれば避けるのに、「アミノ酸等」となって素人にはわからなくしている。また、トランス脂肪酸と書いてあれば気づけるのに、「植物性油脂」となっていてわからなくなっている。遺伝子組み換え食材が多用に疲れている加工食品や外食はなるべく避けることが必要です。


問題点③

「食品添加物が使用されやすい」とは


先ほど書いたように、加工食品は見た目も味も均一でバラつきがありません。それから、製造してから実際に消費者が食べるまでにかなりタイムラグがあるのに傷みにくくなっています。そうです。なぜかと言うと、多量の食品添加物が使われているからです。このように食品添加物をうまく駆使すると質の悪い食材を使っても、色をつけたり、味をうまくしたり、日持ちをさせたり、増量したりなどいくらでもできます。その結果、価格を安くできるのです。食品添加物はかなりの数があります。すべてを覚えることはできません。またすべてを避けることはなかなか難しいです。しかし、簡単に摂取を減らす方法はあります。加工食品と外食を減らすことです。これに尽きます。特に値段が安いものは要注意です。安いのには必ず理由があるからです。そもそも食品添加物は、食品をおいしくてきれいに見せ便利で簡単に安く作るために使用されています。その必要性があるのは、加工食品と外食なのです。人参や卵のような生鮮食品には使用されていません。ですから自然に近い生鮮食品は添加物も薬も少なく、自然から遠い加工食品は添加物も薬も多いのです。


問題点 番外

食品の栄養が抜けている

しかも加工食品・外食の食品は、素材が持っている栄養素やエキスをかなり失っている可能性が高いです。なぜかというと、加工途中に成分が流れていってしまうからです。例えば、生鮮食品の肉や魚のトレイを買うと赤い汁が出ます。あれをドリップといいますが、まさに栄養の宝庫なのです。ビタミン・ミネラル、そしてうま味などが凝縮しています。しかし、加工食品はあの汁が抜けてあるものが多いのです。特に最近増加傾向があるのが水煮食品です。加工食品や外食で頻繁に使われます。水煮の段階で栄養や旨味が抜けてしまいます。今スーパーに行くと、一人用や二人用の調理済み食品がたくさん売られています。夫婦共働きで忙しかったり、高齢者の一人暮らしなどが背景にあるかと考えられます。豚汁用の野菜やカレー用の野菜パックもあります。これらは大変便利で使い勝手が良いですが、残念ながら先程書いたように多くの体に必要な成分が失われてると言わざるを得ません。

また外食も一から調理する店もありますが、プロの料理人が厨房で作ることは減っています。アルバイトでもできる加工食品を仕入れていることが多いのです。特にチェーン店にその傾向があります。セントラルキッチンなどを完備して調理済みの加工食品を店内で使用することが増えているのです。しかも、加工する際に過剰な洗浄や下茹でをするために栄養、特にミネラルや旨味がなくなります。また、加工食品は品質保持という目的でリン酸塩をよく使用します。リン酸塩は万能な添加物で、乳化したり結着したり色や味や食感を良くします。加工食品に使えば、見た目が良く綺麗になったり味がおいしくなったり食感がプリプリするのです。しかも保存性がある。メーカーにとっては良いことだらけです。しかしながらリン酸塩は、大事な栄養素、特にミネラルを体外へ排出
してしまいます。したがって、加工食品や外食は安全性の問題と栄養不足に陥りやすいのです。

しかも最近では家庭料理も変化しつつあります。先ほど書いたように、半調理済み食品を家で調理するのです。手作りした気分になりますが、問題があります。買ってきた出汁の素やカット野菜はもう栄養が抜けていて旨味が減っているのです。ですから、そこから手作りしたとしても本当に手作りした場合とはかけ離れているのです。

なかなか現代は難しい問題ではありますが、出来る限り食材の形があるもの(生鮮食品)を自分で調理するのが最も良いでしょう。当たり前の結論になりましたが、意識してみてください。


加工食品や外食とは何かをもう一度よく考えよう

本来、加工食品や外食は非日常でたまに食べるものです。どうしても時間がない時などに利用するのが本当の姿です。日常は生鮮食品をしっかり食べることです。全部出来ない方は、ご飯と味噌汁ぐらいは作れるでしょう。それ以外は、最初は加工食品で構いません。できる範囲で実践してください。輸入食品や遺伝子組み換えや食品添加物や栄養不足の問題は複雑でも難しくもありません。本来の食の形を忘れているだけです。近くで採れたものをその季節にそのまま食べること。これだけです。

つまり、まずは加工食品・外食を減らして、国産(なるべく都道府県までわかるもの)、旬、生鮮食品を食べるということです。そしてできる限り質(栽培方法、飼育方法など)を上げていくことです。そしてたまに食べるなら、質の高い加工食品・外食を利用することです。

それだけで食の問題の多くが解決されます。なぜならば輸入品、遺伝子組み換え、食品添加物、栄養不足の問題のほとんどが加工食品や外食であるからです。