消費者はとにかく見た目重視 メーカーはそのためには何でもあり
今回は魚卵について書きます。たらこ・明太子・いくらなどの魚卵は、ご飯のおかずとしてとても美味しいですよね。子供達も大好きかと思います。
しかしながら、これもなかなか良いものをスーパーで手に入れることが難しいです。加工肉も同様ですが、肉や卵(特に卵は小さいため)は色が変色しやすいのです。見た目が黒ずんだり暗かったりすると消費者の方になかなか買ってもらうことができません。やはり、傷んでるとか腐っていると感じてしまうのです。そこで、見た目を良くするために色をつける薬が登場するのです。2つあります。着色料
発色剤
着色料とは、その名の通り色をつける薬です。着色料には2種類、天然着色料と合成着色料です。それではみなさまはどちらを選びますか。天然ですか。合成ですか。天然という声が多いかと思います。それでは合成着色料の原材料は何でしょうか。合成着色料はタール系色素といわれ、昔は石炭由来のコールタールを使用していました。現在では石油から合成的に作られます。
完全な人工物なので、癌や腎臓障害など多くの病気と関係があります。現在厚生労働省から認可を受けてるのは12種類です。他は全て発がん性があるということで禁止になりました。具体的には、青色1号、青色2号、緑色3号、黄色4号、黄色5号、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号です。これらは昔はよく使われていましたが、現在は消費者の方も気づく方が増えてきてだいぶ商品(山菜、たくあん、紅生姜などの漬物系、酢だこ、かまぼこ、なると、もしくは地方のお土産など)が減ってきました。ただ注意点は子供です。特に、子供のお菓子やジュースに多用されてます。例えば、かき氷もまさにそうです。そして、カラフルで綺麗なお菓子がスーパーでたくさん売られています。紅白饅頭のようなめったに食べることのないお菓子はいいのですが、将来を担う子どもたちの健康が害されるのでメーカーには一刻も早く質の良いものに変えて頂きたいと願います。それでは天然着色料がいいかと思ったら、これもまだ問題があります。例えば、赤の天然着色料は何かわかりますか。赤キャベツのような植物から抽出することもありますが、虫を使う場合も多々あります。
主にエンジムシとカイガラムシです。お互い親戚のようなものです。エンジムシは中南米にいてサボテンなどに寄生しています。古くから染料に利用されてきましたが、潰すと鮮やかな赤い色が出ることで食品にも利用されています。それでは具体的に何に使われているか分かりますか。一番よく見かけるのは加工肉かと思います。加工肉というのはハム・ソーセージ・ベーコンといったものです。綺麗なピンク色していますよね。本来肉の色とは指の色ですから、肌色っぽいのです。それが綺麗な鮮やかな明るい赤の色。どう見ても不自然です。そして裏を確認すると、安い加工肉には大抵使用されています。また、魚肉ソーセージのような真っ赤な色、これも原材料名を確認するとよく書いてあります。それからジュースなどのドリンク系(たまにいちご飲料など)にも使われています。いちごだけを使用して赤色を作ったらとてもとても100円や200円では売れません。これも確認すると、まれに書いてあります。他にもたくさんあります。しかし勘違いして欲しくないのが、原材料名の欄にそのまんまエンジムシとは書いていないのです。当たり前ですね。虫と書いてあったら誰も買わないはずです。それからカイガラムシも同じです。カイガラムシは日本の木などにもいますが、ほとんど動きません。利用されている可能性があるのは、ケーキのピンクの色、真っ赤な色はカイガラムシの色です。ただこれも書いていません。日本の食品業界の常識ですが、都合の悪いことは名前を変えるか隠すのです。エンジムシというのはコチニール色素と書いています。ただ最近コチニール色素=エンジムシというのがばれてきたので、カルミン酸色素という風に書いてある場合もあります。カイガラムシというのはラック色素と書いています。スーパーや家で確認してみてください。意外と多くの食品で見ることがあるでしょう。基本的に虫ですから、アレルギー症状などがいわれていますが、それほど害はないかと思います。ただ色を抽出するときに問題があるのです。もちろん効率を考えて石臼ですり潰すこともありません。効率が悪いので、プロピレングリコールという抽出剤を使うんです。つまり、薬品で虫を溶かしてから色を抽出するのです。これが体への悪影響があるのです。コチニール・ラックは大丈夫ですが、コチニール色素・ラック色素と色素とつくとプロピレングリコールという抽出剤と思ってください。余談ですが、緑色の着色料もよく使われます。合成着色料では3号が有名ですか、天然着色料もあります。緑の3号も赤と同じように、ジュースやお菓子、漬物などに使われます。対して天然着色料の緑色は何を原料に使用されているか分かりますか。さまざまなものがありますが、先ほどと同じように虫が使われていることもあるのです。何の虫でしょうか。実はカイコです。カイコはカイコでも蚕紗です。蚕紗とは何でしょうか。実は蚕のフンです。蚕は桑の葉が大好物です。そればっか食べています。ということで便の中の色も濃い緑色なのです。しかしながら同じように、原材料にそのまんま蚕のうんちとは書けるわけがありません。ですから名前が変わっています。銅葉緑素、もしくは銅クロロフィルです。例えば、一部の緑色をしたガムや抹茶系のアイスクリーム、緑色の石鹸の一部などに使用されています。食品業界は何でもありなのですね。
スーパーで完全無添加(発色剤も不使用)の魚卵を見つけることはまず不可能
話を魚卵に戻します。このように色々と問題がある着色料ですが、最近では無着色たらこ・無着色明太子というものも見かけるようになりました。これも消費者の関心が高まったおかげでメーカーの意識が変わった結果なのです。このように消費者の行動がメーカーを変えて世の中を変えます。是非良い食材・食品が世に広まることが常識となり、将来を担う子どもたちの健康を守ってあげましょう。
△ 無着色だけでは安心できない なぜならば着色料以外の添加物が入っている可能性が高いため
しかしながら着色料は使っていないものも増えてきましたが、次の発色剤に至ってはほとんどありません。加工肉にもよく使われます。しかもより危険な方なのは発色剤なのです。発色剤とは別の言い方をすると、亜硝酸ナトリウムと言います。実は色を鮮やかにするための薬なのです。先ほど書きましたが、黒ずんだり暗くなってしまったものは売れません。したがって、この薬が必要なのです。しかしながら、発色剤というのはかなり発がん性のある危険な添加物なのです。致死量というものがあります。どれぐらいの量摂ったら人間が死ぬかという目安です。発色剤の致死量は約0.18〜2.5gなのです。たったこれだけの量で人間は死に至るのです。実はこれとほぼ同等の毒物があります。青酸カリです。青酸カリの致死量は0.15㌘ですから。怖いですね。しかし最近では良心的なメーカーも増えてきているため、加工肉に至っては一般的なスーパーでも質の良いものを買うことができるようになりました。目安としては無塩せきと書いてあるものです。イオン(グリーンアイ)や信州ハムや日本ハムでも扱っています。しかし加工肉でありながら、最初から発色剤(亜硝酸ナトリウム)が入っていない可能性が高い食品もあります。焼豚、チャーシューです。焼き豚を思い浮かべてください。鮮やかなピンク色ではなくて暗い茶色かと思います。これが本来の肉の色なのです。ですから、質が良ければチャーシューを選んでも良いかと思います。
しかし魚卵系で発色剤(亜硝酸ナトリウム)と書いていないものは、ほとんど見かけることはありません。スーパーで買うほぼ全てのたらこ・辛子明太子・いくらに使われています。無着色はありますが、無発色剤はほとんどないのです。しかし危ないのは発色剤なのですから。だから、食べるのなら完全無添加のものが見つからなければ、月に1回~2回までにしましょう。
◯ 大変珍しい辛子明太子の無添加である 着色料、発色剤、アミノ酸等が一切入っていない
まとめ
①特に色系(着色料・発色剤)の薬の害が強い 無着色はあるが無発色剤はない より危険なのは発色剤である
②現時点ではなかなか質の良いものが売っていないので、魚卵系はなるべく食べないか食べるのだとしたら、信用できる自然食品店か通販などで完全無添加のものを買うこと
③完全無添加のものが見つからなければ、月に1回~2回までにしましょう。