加工食品は、ひとつひとつの食材の説明があるものを購入する
これまで基本調味料(酒・砂糖・塩・酢・醤油・味噌)と出汁・油について書いてきました。今回は、その他の複合調味料です。つまり、欧米の調味料(マヨケソ=マヨネーズ・ケチャップ・ソース)とドレッシング・たれです。
これは合わせ調味料であるため、一つの事例を参考にして考えていきましょう。マヨネーズです。マヨネーズの考え方が分かれば、他の調味料も応用できるかと思います。
皆さんも結構好きな人が多いのがマヨネーズかと思います。おいしいですよね。マヨネーズの原材料って知っていますか。油と卵と酢と砂糖と食塩と香辛料になります。ご存知でしたか。油が一番多くて65%以上と定められています。それではその油はどういう油かわかりますか。普通のマヨネーズは分からないかと思います。なぜかと言うと何も書いていないからです。菜種油ですか、オリーブオイルですか、グレープシードオイルですか。酢も同様です。米酢ですか、リンゴ酢ですか、黒酢ですか。わかりませんよね。それではその他の原材料、卵や砂糖や食塩や香辛料ですがどういうものが使われていますか。放し飼いですか、純黒糖ですか、天日塩ですか。一般的なマヨネーズには何も書いていないかと思います。なぜでしょうか。それは書けないからです。書くと買ってくれなくなるからです。いいことは書きますよね。良い原材料を使っていたら書きたいですよね。国産原料で放し飼いの卵でオーガニックの純リンゴ酢だったら表示したいですよね。ということは、どこにも書いていないということは違うということです。この後はご想像にお任せしますが、そういうことです。ですから、マヨネーズ・ケチャップ・ソースといった合わせ調味料は、一つ一つの原材料がどういったものなのかしっかりと説明してあるものを選ぶことです。質の良いマヨネーズには必ず説明が書いてあります。
例えば、松田のマヨネーズ(株式会社ななくさの郷)というものがあります。これに見慣れているとすぐに他のものもわかるようになります。あれ、このマヨネーズの原材料の説明が何もないと。なぜかというと、一つ一つの原材料について細かく裏に説明してあるからです。
油 圧搾しぼり菜種油 一番搾りのみ使用 しかも加工助剤なし
卵 平飼い 有精卵であり餌に遺伝子組み換えを使用していない
酢 オーガニックの純リンゴ酢100%
食塩 伝統海塩 海の精
蜂蜜 100%蜂が集めた蜂蜜
マスタード 100%からし菜の種
コショウとショウガ オーガニック使用
食の安全というのはどういうことでしょうか。一つ一つの原材料について情報公開をしているということです。言い換えたら、誰が、どこで、どのような原材料で、どのように作ったか表示してあるということです。要するに、生産者・生産地・生産内容・生産方法が分かるということです。それを食の安心とか安全と言います。質の良い食品を購入すると、必ずと言っていいほどそのような情報が記載されています。
しかしながら質の悪い食品は、そのような情報が全くわかりません。情報がないのです。誰が、どこで、どのような原材料で、どのように作ったかが全くわかりません。それを食の不安とか危険と言います。ですから一つ一つの原材料が、しっかりと説明してあるものを購入するようにしてください。ただ注意点としまして、原材料のほんの一部分だけのこだわった食材を表に大きくアピールしているものがあります。それはそれでいいとは思いますが、その食材はほんの少しであとの大部分の他の原材料は全く情報がないのです。情報がないということはメーカーは書きたくないのですから、海外の薬が入ってる安い食材を使っているかもしれないのです。したがって、なるべく質の高い食材・食品を見たり触れたり食べたりしてください。本物を見ていると本物がわかります。本物を見ていると質の悪いものもわかります。偽物を見ていると本物がわかりません。質の悪いものに慣れていると質の良いものがわかりません。マヨネーズ以外のケチャップ、ソース、ドレッシング、たれも同じです。ケチャップならどういったトマトや酢や砂糖や塩や香辛料を使っているのか。ソースならどのような野菜や果実、酢や砂糖や食塩や香辛料を使っているのか。ドレッシング、たれも同じです。この見方・考え方がわかってくると、全ての食材に応用ができるようになります。まずは質の良いマヨネーズで慣れてみてください。