2013年8月30日金曜日

おわりに

 今回「発達障害の子どもに最高の食を与えよう」というテーマで書いてきた。あらゆる不調や病気の原因はもちろん先天的な遺伝なこともあるが、それ以上に後天的な生活習慣によるものが大きい。とりわけ食は重要だ。子どもの脳も腸もホルモンも酵素なども体を作っているのは、食べものだからだ。したがって発達障害やアレルギーなどの体の不調は、食を変えることで体が正しく作られ上手く機能すれば、症状が和らいでいくというわけだ。ですから、できるところから実践してほしい。最後にもう一度まとめると、まずは不必要なもの(糖質・毒)を入れないようにして、次に必要なもの(栄養)を入れるようにする。言い換えたら、間食の質と量を見直していく。できれば主食と主菜(魚・肉・卵など)のバランスを考えたいが、傾向として主食の量が多いので減らして、代わりに主菜を増やす。そして、毒の少ない和食中心にして素材の質をひとつひとつなるべく良くする。以上のように実行できれば、食に関しては合格点だ。ただなかなか完璧にはできないので、不足しがちな栄養を補給する必要がある。そこで、出汁・スープ・ジュース、健康補助食品を上手に利用する。





 


 発達障害の子どもを持つ親御さんは、先の見えない不安や心配で日々大変苦労されている方も多いかと思われる。病院に行っても学校の先生に相談しても納得できる答えがもらえず、もちろん解決することもできない。そこで別の角度、つまり食から症状が少しでも良くなるようにという思いで書いた。実は発達障害は食レベルでいうと最高難易度なのです。アトピーなどは一つの方法で改善されることもあるが、発達障害は全部やらないといけない場合が多いのだ。言い換えたら、お菓子もしくは添加物を控えたり、鉄分やプロテインを補給するだけでは難しいのだ。もちろん程度の差はあるが。しかし、そうなると食品や添加物、栄養の知識などがかなり必要になる。また独学で勉強しても、情報があり過ぎてなかなか食の問題の全体像がわからない。そこで、食の本質的で総合的な話しをまとめた。このブログにはやるべきことの全てが書かれている。ぜひ信じて実践してみてください。発達障害の子どもとご家族に明るい未来が訪れることを願っている。

 必要なもの(栄養)を入れる 実践編

 




①出汁・スープ・ジュースを飲む

 

 はじめに栄養素のなかで最も不足しやすく子供の心身に影響を及ぼすのは、ビタミン、ミネラル、ファイトケミカルである。そこで、野菜・海藻の積極的な摂取をオススメしたい。毎食1〜2品食べたい。ただもっと簡単で効果が高いものが出汁やスープを飲むことである。ですから、①出汁・スープ・ジュースをおすすめする。なぜかというとビタミン、ミネラル、ファイトケミカルの栄養素がまんべんなく含まれていて、なおかつ吸収が良いからである。具体的には、煮干しと昆布などから取った出汁や、骨(鶏・豚・牛など)や野菜(玉ねぎやキャベツなど)を煮込んだスープ、または人参などを生搾りしたジュースである。ですから、毎日の献立の中に出汁(味噌汁)やスープ(ジュース)を1日1回で良いので入れたい。特に味噌汁を作るときに、ぜひ出汁をしっかりとってほしい。たかが出汁と思われるかもしれない。ただなんとなく味が美味しくなってぐらいに考えるかもしれない。しかし、そんなことはなく予想をはるかに上回る効果がある。出汁は、旨味以上に栄養があり吸収がたいへん良いという利点がある。まさに飲む点滴である。ただ出汁は作るのが簡単であるが、スープやジュースはなかなか作るのが面倒だったりして継続しにくい。そこでオススメしたいのが、黒米スープである。簡単で作り置きもできて効果も高い。出汁と黒米スープを上手に飲んでほしい。不足しがちな栄養補給(ビタミン・ミネラル・ファイトケミカル、その他タンパク質・脂質も補給できる)という点でオススメする。個人的に子供の健康にかなりの効果があると考えている。まずは必要な栄養を入れること。なぜかというと、不必要なものを入れないよりも簡単で効果があり継続しやすいからである。引き算よりも足し算発想というわけである。




①しっかり出汁をとった味噌汁・スープを1日1回以上食べる。慣れてきたら2回以上にする。


②味噌汁・スープを作らない日は、出汁やスープ単独でとる。


③面倒な人は、出汁や黒米スープを作り置きして飲む。1日100〜200cc 週3〜4回以上できれば毎日摂取する。


④どうしても作るのが難しければ、ジューサーで野菜ジュースを作る。1日200ccを目安に飲む。または市販のジュースを飲む。以下を上手に利用する。




市販のジュース


株式会社ナチュラル・ハーモニー 


・にんじんジュース
・トマトジュース
・PUKU プク 
・あまざけ
・玄米あまざけ


※出汁・スープ・ジュースの味つけに、良質な塩(特にぬちまーすがオススメ)を使用すれば一石二鳥で十分なミネラルが補給できる。



②健康補助食品を利用する

「①出汁・スープ・ジュースを飲む」を実践してなかなか変化がなければ、補助的に健康補助食品を利用する。用途に応じて上手に活用してほしい


ステップ1 不必要なものを入れない

つまり、炭水化物(特に糖質)・毒を避ける


まず不必要なものを入れないことである。具体的には炭水化物(特に糖質)、毒であるが、これも食事が基本である。要するに健康補助食品を摂取するより、食から見直しこれらを入れないようにしたほうが効率がいい。もし補助的に健康食品を利用するなら、キッズカーボンをオススメする。カーボンですから炭で排出するものだ。ただキッズカーボンは毒出しの要素のほうが大きい。特に添加物などあらゆる毒を吸着し排出してくれる。



【糖質・毒対策】オススメ度★★

・キッズカーボン 株式会社エムケイコーポレーション


※1日2粒程度を目安に飲む。





ステップ2 必要なものを入れる 

つまり、栄養(タンパク質、脂質、特にビタミン・ミネラル・ファイトケミカル)を補う


基本的には、食事から栄養を摂取することが重要である。なぜかというと、食品はまだ見つかっていない栄養も含めて種類もバランスも完璧だからだ。まさに自然なものは、人智を超えた絶妙な配合なのだ。ただ、なかなか完璧は難しいので補助的に健康食品を利用する。大切なのは、健康食品も食品なのでより自然なものを選ぶこと。なかには粗悪品もかなりあるので注意が必要である。

主要栄養素(タンパク質、脂質)は食品(魚・肉・卵・大豆など)のほうが効率がいいので、食品からは不足しがちな微量栄養素(ビタミン・ミネラル・ファイトケミカル)から補給していく。そして、腸が悪いと吸収しにくいのでオリゴ糖を利用する。さらに場合によっては、万能薬や感染症対策をしていきたい。以下にオススメの商品を挙げてみる。


【栄養補給系の健康食品の流れ】


微量栄養素系(ビタミン・ミネラル・ファイトケミカル)

  ↓

主要栄養素系(タンパク質、脂質)

  ↓

それぞれ対策系(腸、感染症など)



【ビタミン・ミネラル・ファイトケミカル対策】オススメ度★★★

ビタミン・ミネラル・ファイトケミカルは、体を調節したり修復する栄養である。主に植物が原料であるが、自然に近いものほどパワーがある。以下のものがオススメである。


・ボタラボグリーン ボタニック・ラボラトリー株式会社


・ボタラボキャロット ボタニック・ラボラトリー株式会社


・バーリィグリーン 株式会社日本薬品開発


・サンベール 活き活き青汁 株式会社オリーゼ本舗


どれも素材と製法にこだわっている。農薬不使用で化学肥料も使っていない。さらに無駄な添加物がない。それでいて一度ジュースに搾ってから粉末に加工しているので、吸収が良くて美味しい。最高レベルの品質だ。


・バイオノーマライザー 株式会社三旺インターナショナル

農薬不使用・有機栽培(肥料は植物性)であり、さらに種が在来種という最強の青パパイヤだ。しかも発酵している。もちろん無駄な添加物は入っていない。最高レベルの商品である。


※1日2杯程度を目安に飲む。この中から2種類以上をランダムに利用するとより良い。バイオノーマライザーは1日1~2本を基本とする。



【特にミネラル対策】オススメ度★★ 


ミネラルのなかでも最も必要なのがカルシウムである。カルシウムは骨を作るなど多くの役割があり大変重要である。なかでも正しい姿勢、精神安定、体質改善と関係が深い。しかしながら、ピンからキリまであり選択が難しい。数あるなかでオススメが以下である。


・八雲風化貝カルシウム(太古のカルシウム) 株式会社恒常


※1日専用スプーン1杯を目安に食べる。

究極の善玉カルシウムであり、副作用がなく安全にカルシウムが補給できる。


     

【タンパク質・脂質対策】オススメ度★★


たんぱく・脂質は、体(脳や腸など)を作る材料であり大切である。またホルモンや酵素なども作り、子供の健康状態にも大きく影響する。そこで、たんぱく質不足・脂質(オメガ3不足)のお子さんにオススメしたいのは以下である。飼育方法や栽培方法、製造方法などにこだわった自然な商品である。


【タンパク質】  


ホエイプロテイン


・G−PURE 株式会社ボタニックラボラトリー

              

ソイプロテイン


・きなこ 株式会社ナチュラルハーモニー

 

              

【脂質】


・まぐろのチカラ粒 株式会社健康増進 


・まるごといわし油 原料屋 



※プロテイン系は1日20~30㌘を必要に応じて摂取する。オメガ3系は1日3~6粒を目安に必要に応じて摂取する。



【腸対策】オススメ度★


腸はとても大事である。例えば、食べものの消化吸収や菌・ウイルス・毒の侵入を防いだりする。また、体の免疫にも深く関係する。さらに脳にも大きな影響を及ぼす。結果、腸は子どもの体と心の健康に大きく関連するのだ。そこで、腸や体の免疫対策にフラクトオリゴ糖である。オリゴ糖系は原材料がわからないものが多い。なぜならば書いていないからだ。なかには遺伝子組み換え原料を使っているものも多くある。その点鹿児島さとうきびオリゴは、産地(鹿児島)と原材料(さとうきび)が明確で安心安全である。

・鹿児島さとうきびオリゴ プロスペリティ株式会社


※飲み物やデザート、料理などに利用する。1日大さじ2杯以上は摂りたい。



【感染症対策】オススメ度★


菌やウイルスなどは自然なもので対応することが大切である。以下の商品は、栽培方法や製造方法が最高レベルでもちろん無添加である。安心して使用してほしい。


・自然栽培梅肉エキス 株式会社AMRITARA(アムリターラ)


・エキナセア&プロポリススプレー ノバスコシアオーガニックスジャパン株式会社



※必要に応じて利用する。


②必要なもの(栄養)を入れる 概要編

必要なもの(栄養)を入れる

 今回から「②必要なもの(栄養)を入れる」について書いていく。ただその前に言えることは、基本的に「①不必要なもの(糖質・毒)を入れない」を実践するだけで体に必要な全ての栄養素は補給できるということだ。なぜならば、良質な食材は栄養の種類も量もバランスも絶妙に含まれているからだ。すなわち、食や栄養のことを考えなくても大丈夫ということだ。体に必要なものが補充されていくとより健康になっていく。特に脳や腸が良くなると、心や精神が安定していく。その結果、子供の行動にも変化が起こり発達障害の症状も和らいでいく。ですからまずは①をしっかり実践してほしい。



 
しかしながら、完璧に実行することが難しい人も多くいるかと思われる。そこで、食では不足しがちな栄養素を効率的に摂取するために、食事に追加したい2つの方法を提案する。

つまり、

①出汁・スープ・ジュースを飲む
②健康補助食品を利用する

である。

これから順に説明していくが、その前に栄養素の簡単な説明をする。


体に必要な栄養素と実際の摂取状況

 人間の体は6つの栄養素が必要である。栄養があってはじめて、体のエネルギー・材料・調節・修復ができる。具体的には炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、ファイトケミカルである。それぞれ過不足なく摂取したいが、現在の多くの人の栄養摂取バランスは以下の通りである。


炭水化物(エネルギー) →【主食】ごはん パンなど =過剰


タンパク質(材料) →【主菜】魚 肉 卵 大豆など =やや不足

脂質


ビタミン(調節・修復) →【副菜】野菜 海藻など =不足

ミネラル 

ファイトケミカル


見ての通り炭水化物は過剰なので、敢えて意識してとる必要がない。ですから、その他の栄養素(タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・ファイトケミカル)を考えていきましょう。




【副菜】野菜・果物(海藻)

野菜・果物(海藻)も大事な情報がほとんど書かれていない 本当に安心安全なものとは

 今回は野菜・果物(海藻)についてです。どんな野菜や果物も、アレルギー体質などの一部の症状を除いて、基本的には食べてはいけないものはないのです。人参もほうれん草も玉ねぎもゴボウもナスもトマトも何でも食べてください。また、どのようなものにも程度の差こそあれ、ビタミン・ミネラル・食物繊維・ファイトケミカルなどの栄養素がふんだんに含まれています。したがってまずは、細かいことを気にせずにしっかりと野菜・果物を食べることを考えてください。ただ大前提があります。質の良い野菜・果物ということです。今書いたことは質が良ければの話です。しかしながら、その質が良いというものがなかなかない。

最も重要なことは、自然で元気な野菜を食べるから体も元気になるということだ。逆に不自然で弱っている野菜を食べるから体も不調や病気になるということだ。食品や栄養の勉強以前の大切なことである。もちろん野菜以外にも肉や卵など他の食材にも当てはまる。常に意識してほしい。


          

                ⇩⇩⇩


                ⇩⇩⇩

それでは、どのような野菜・果物が良いのか確認していきましょう。

ステップ1として、まずは国産(なるべく都道府県)がわかるもので旬のもので生鮮食材を探すということです。例えば、熊本県産のトマトを夏に買うという感じです。これは一般的なスーパーでも普通に見つけることができます。これはとても大事で産地や旬、生鮮食材かの違いで野菜や果物が持つパワーや栄養価がが全く変わってくるのです。ですから、なるべく加工されたもの(カット野菜や冷凍食品など)を食べないことです。 

ただ食材・食品を少しでも良いものにしたいという方は、さらに次の3つのポイントを確認しなくてはならない。


種


農薬


肥料


すなわち野菜・果物の質は、どのような種でどのような農薬と肥料を使って育ててきたかで決定するのです。ここに注目して質の良いものを選んでいくことがステップ2です。

以上の三つをしっかり情報開示して消費者に知らせることを野菜・果物の安心・安全と言います。すなわち、どのような種でどのように栽培してきたかを消費者に伝えないことを野菜・果物の不安・危険と言う。

しかしながら以前書いた家畜・養殖の時と同じで、まず一般的なスーパーで種のことや農薬のことや肥料のことが詳しく説明してあるということは珍しい。そこで見分け方ですが、表示の法則というものを覚えていますか。良いことは書くということです。逆に悪いことは書かないか、名前を変えてわからなくさせるのです。つまり次のように良いことは書くのです。


★種 在来種もしくは固定種 

★農薬 農薬不使用・当地比5割減など(自然栽培・有機栽培・特別栽培)

★肥料 無肥料・有機肥料・当地比5割減などの化学肥料(自然栽培・有機栽培・特別栽培)


逆に野菜・果物に何も書いていなくて、ただ人参とか玉ねぎだけ書いてあるものは以下のようなものです。


種 F 1種もしくは遺伝子組み換え種(現時点では国産ではない)

農薬 通常通りの化学合成農薬

肥料 通常通りの化学肥料

 

ですから、なるべく前者のようにしっかりと情報が書いてあるものを購入するようにしてください。

次から具体的に書いていく。まずは種から考えていきたいのだが、難易度が高く厳しいので農薬と肥料から入っていく。種はその後できる限り選ぶようにする。


予想以上に使っている農薬の実態

 そして農薬ですが、皆さんが思ってる以上に現実は使っています。自分で家庭菜園や畑をやってる人は想像できないかもしれませんが、なかには20回、30回どころか50回、60回以上も使っているケースも多々あります。

厳密には回数ではなくて成分の種類ですが、それにしても多いです。ネットで「特別栽培農産物 慣行レベル 〜県」と検索してみて下さい。各地域の農薬や肥料の状況がわかります。特に果菜類(なかでもキュウリ、カボチャ、トマト、ナスなど、いちごなど)、また旬ではない季節のハウス栽培や促成栽培などでは多くなる傾向があります。ですから最低限、旬の露地栽培を選びたいです。

やはり店に出荷するものは見た目が綺麗で揃っていて形が同じで重さも同じでなくてならないです。そのために薬が増える傾向があります。

そこで農薬を避けるためにも、特別栽培(農薬不使用・当地比5割減以下)、有機栽培、自然栽培の野菜・果物を選んでください。

※農薬について説明があるものを購入する 何も書いていない野菜はたくさん農薬を使用しているということ




実は農薬以上に肥料が問題かもしれない


同じことが肥料にも言えます。ここで2つ質問です。


①ほうれん草などの葉物野菜は色が濃いほど身体に良い



②虫が食べている野菜は安全だ


答えは両方ともバツです。①②に共通する関係の深いものがあります。肥料です。葉物野菜などの色の濃さと虫が食べる野菜というのは肥料と大きく関係しているんです。

チリカハミネという言葉を知っていますか。

チは窒素であり、リはリンであり、カはカリウムです。ハは葉、ミは実、ねは根です。要するに窒素は葉、リンは実、カリウムは根に影響を与えるのです。そこで今回の問題は葉物野菜であるので窒素と関係が深いのです。

要するに、窒素を多く与えると葉が濃くなり大きくなるのです。卵の黄身と同じように葉物野菜も濃い方が消費者に好まれます。卵の黄身の色と栄養価は関係ないのと同じように葉物野菜もそうなのです。しかし、その方が売れるのです。ですから、概して今の野菜は窒素過多になっています。窒素は植物の中で硝酸性窒素もしくは硝酸態窒素として蓄えられます。そして光合成により分解されてアミノ酸になり成長していきます。ただハウス栽培や促成栽培、または肥料を与え過ぎると窒素は残留してしまいます。食べると体内で腸内細菌により亜硝酸態窒素に還元され、アミン(肉や魚などのたんぱく質)を含む食品を摂取すると有名なニトロソアミンという発がん物質が出来上がります。ハムやソーセージやベーコン明太子たらこいくらなどでよく耳にしたことがあるかと思います。なんと野菜を食べてがんになったり、アレルギー症状が出たりするのです。

そして虫はこの窒素を食べに来るのです。ですから、虫がつく野菜は葉物野菜が多いかと思います。虫が食べてる野菜ほど窒素が残っている野菜の可能性があります。参考までに日本とEUの野菜の平均推定値を比較してみましょう。

日本 3000ppm〜8000ppm

EU  〜2500ppm


かなり日本は多いですね。ですから、硝酸性窒素のわかる旬の露地栽培や特別栽培(減化学肥料)、または自然栽培(無肥料)を選びたいところです。


※硝酸性窒素の表示がある店は非常に稀 2500ppm未満に抑えたい


ただ有機栽培は素晴らしいのですが、注意が必要です。なぜならば、窒素の問題は化学肥料だけではなくて有機肥料にも当てはまります。有機肥料によく使われるのは、家畜の排泄物です。近頃の家畜の生育状態が悪かったり、また排泄物を十分発酵熟成させないので窒素が多く残留している傾向があるのです。

また有機肥料の安全性についても最近問題視されています。本来は肥料は自然界にとっては不自然な行為なのです。有機肥料といえば有機栽培ですね。有機・オーガニックと聞くと良さそうなプラスのイメージしかないかと思います。有機JASという仕組みは、最近でありまだ歴史は20年ちょっとです。ここで有機JASの気になる歴史を見ていきましょう。


平成11年7月 家畜排せつ物法

平成12年6月 食品リサイクル法

平成13年4月 有機JAS

有機JASの制度の背景にはこのような日本の裏事情があったのです。上記のように家畜排泄物の処理と食品の廃棄ゴミ問題です。

日本人の魚離れが囁かれ肉の消費量が昔に比べて増えました。そうなると家畜から出る排泄物がすごい量になります。例えば牛でしたら、1日20〜50㌔も糞をします。これが何百頭も何千頭もなるんですから、かなりの量ですね。処理が難しい。また日本人の賞味期限・消費期限に対する意識はかなり厳しく、毎日のようにスーパーやコンビニで食品ロスが大量に出ます。これも大問題です。ですから、家畜排せつ物法と食品リサイクル法というものを作り、簡単に言うと畑に撒きなさいということにしたのです。そしてその翌年に有機JAS法ができたのです。家畜排泄物ですから家畜の健康状態が気になります。例えば密飼いでストレスをかけて育て、メタボになったり半分病気になってるような状態です。もちろん抗生物質や成長促進剤や遺伝子組み換え穀物を食べています。ですからその家畜からの排泄物にも影響はあるでしょう。そして十分に発酵熟成させて、臭いをなくし肥料として使えば良いんですがそんなに時間をかけられないです。ですから、未発酵未熟成の排泄物で先ほどの毒が残留したまま畑に撒いてしまうのです。そして食品・食材も同じく農薬や添加物がたくさん入っているものが多いため、それを基に作る肥料も何かしら影響があるでしょう。その結果できる野菜・果物も安全性が気になります。農薬を気にする人は多いかと思いますが、現代は肥料も気にかけなくてはいけないのです。

ですから有機肥料を使っている有機栽培だとしても、なるべく肥料の中身を確認する。店員に聞くか表示してある店で購入する。すなわち、比較的硝酸性窒素の少ない植物性がメインのものを選びたいが、なければ動物性にする。その時に使われている家畜の排泄物の質が分かれば確認する。

※有機肥料の中身まで公開している店はとても少ない




肥料の問題を解決できるのは、自然栽培が最も良い

 これまで書いてきたように、まずは硝酸性窒素の少ない旬の露地栽培、減化学肥料(特別栽培)を選ぶ。または安全な植物性の有機肥料(有機栽培)を選んでほしいのですが、できればさらに一歩進んで自然栽培(農薬不使用・無肥料)というものを探してください。

これが最も理想的なものです。すなわち、肥料を使わないということです。化学肥料も有機肥料もです。自然栽培の野菜・果物は、色が薄くてほとんど虫が食べません。肥料を使わないで育てるとなるとまさかとびっくりするかと思いますが、本来は肥料はいらないのです。近くの山に行ってみてください。花や木がいっぱいあるかと思いますが、どこを見ても肥料を人為的に与えているものはないのです。それでも立派に育っています。そしてどの葉を見ても虫が食べてたくさん穴が開いている不自然なものはないのです。肥料を抑えたり使わないと虫は食べに来ません。また自分の家に柿の木がある人もいるかもしれません。毎年肥料をやらなくても立派に柿がなりますよね。そうなんです。本来は土が良ければ、自然に微生物が肥料を作ってくれるのです。ですから自然栽培というものがもしあれば、たまには食べてみてください。大変美味しいし栄養がありますし、なんといっても食材にエネルギー・パワーがあるので元気になりますから。


できれば種までこだわった野菜を手に入れる ただ難しいのだが

 よく安心・安全と勘違いしてしまうシリーズに顔が見えるシリーズがあります。しかしながら、顔が見えることに越したことありませんが、顔が見るとか見えないとかは安心・安全とは関係ないのです。

もちろん顔が見える野菜を買っても問題ないのですが、顔が見えていてもF1種を使いますし農薬も使うし化学肥料も使いますから。

そこで、最後に種について書いていく。

もともと種は農家さんが代々自家採種してきました。在来種や固定種というものです。美味しくて栄養があり安全な自然な種です。しかしながら、自然界のものは皆それぞれ違うため、形が不揃いで重さも違い成長スピードもバラバラです。そうすると農家さんは大変です。なぜならば、昔と違い今は見た目が悪いものは買い取ってくれないからです。そこで、現代に合う種のF1種の登場です。

F 1種というのは、簡単に言うと作る側にとってはとても便利なものなのです。形が揃っていて重さも同じで成長スピードも一緒であるものが作れます。しかも見た目が綺麗で大きい。しかし、昔ながらの在来種や固定種を使っていてはできません。F 1種の特徴としては、一世代が優勢な作物が取れますが、そんなF1種も2世代目からは劣性遺伝子が働いて形も大きさも味もバラバラになります。だから一回限りなのでF1種と言います。それぞれ別々の野菜の長所だけを交配して作ります。すると、早く成長する(優性)とたくさん収穫できる(優性)といったように互いのメリットだけを掛け合わせる種ができるんです。しかしながら通常は、雄しべと雌しべ、雄花と雌花というように自らの雄しべと雌しべ、雄花と雌花で自家受粉します。ですから現在では主にF1種は、全ての野菜ではありませんが突然変異のもの使用します。異常な作物を利用して作るのです。主に雄しべが劣化して子孫を作れない雄性不稔というものです。大根やキャベツの花を見てみてください。大変不自然に雄しべがなく雌しべだけなのです。先ほども書いたようにF1種はお互いの作物の長所を掛け合わせるために交配としますが、雄しべや雄花がないと行いやすいのです。つまり、雄しべがないということは、もしくは劣化しているということは自然交配がしにくいために別のものを交配しやすいのです。詳細は書けませんが、かなり不自然なものです。これが種の現状です。

なかなかありませんが、できれば在来種・固定種の野菜・果物を探すか、良い種(野口種苗が有名)を購入して自分で栽培してみてください。




農薬や肥料(できれば種も)の情報があるものを購入しよう



○ 特別栽培 農薬(2回)と肥料(化学肥料不使用) 
○ 有機栽培 肥料(有機)


◎ 自然栽培(農薬不使用・無肥料) 自家採種(在来種)



まとめ


①国産(なるべく都道府県)がわかるもので旬のもので生鮮食材を探す


②種・農薬・肥料の3つを確認する できれば自然栽培(農薬不使用・無肥料)、なければ有機栽培(農薬不使用・安全な有機肥料)、特別栽培(農薬・化学肥料当地比5割以上減)を選ぶ そしてできるだけ種は在来種もしくは固定種が良い


③近くの自然食品店か通販(ナチュラルハーモニー・サンスマイル・ナチュラルハートなど)が簡単。またはインターネットで「在来種 固定種 自然栽培」などのキーワードでいろいろ検索してみる


※まず優先は野菜なので海藻は別の項目で触れる



おまけ


 余談ですが、先程の虫が食べるということを別の考え方として書きます。虫が食べるということは、野菜自体が弱いということが考えられます。

ところで夏に厄介な蚊がいますよね。刺されると痒くてたまらないです。避けたいですよね。しかし蚊も人を選んで刺してるみたいですよ。刺しやすい人と刺しにくい人がいる。よく甘いものを食べたりお酒を飲んだりする人は蚊に刺されやすいと言われます。それは血液が汚れているからです。ペーハーというものがありますが、7が中性です。7よりも数字が上がるとアルカリ性で、7より数字が下がると酸性です。人間の血液は弱アルカリ性で7.35〜7.45です。血が汚れ PHがちょっと中性に近づいてくると、全身のバランスが崩れます。ちなみに胃の中は酸性ですかアルカリ性でしょうか。答えは酸性です。PHが1.5〜2.9です。胃酸というぐらいですから、強力な酸性ですね。ちなみにPHが1.5に近いとピロリ菌も生存できにくくなるそうです。ですから、ピロリ菌が胃の中にいるということは胃が弱っていたり胃酸の働きが落ちているからとも考えられます。それでは皮膚は酸性でしょうかアルカリ性でしょうか。答えは酸性でPHが4.5〜5.4です。石鹸で弱酸性というものがありますね。少し酸性なのです。胃酸とピロリ菌について書きましたが、酸が強い環境は菌や虫が生存しにくいのです。したがって、皮膚のPHも4.5に近いほど殺菌力が増し蚊が近づきにくいのです。この皮膚のPHのバランスを握っているのが血液のPHです。PHを決めているのは良質なミネラルなのです。ですから健康であり、なおかつミネラルが十分ある良い血液であれば蚊に刺されにくいと考えられます。野菜も同じではないでしょうか。

虫が食べに来るということは、先ほどの窒素の量の問題とミネラルなどの栄養が乏しいため弱っているとも考えられます。すなわち、肥料が少なく栄養が多い野菜ほど虫が来ないのです。しかも虫が来ないということは、農薬も減りますね。ですから、自然栽培の野菜・果物が最も理想的なのです。