繰り返しますが、子供が精神的に安定しているかどうかは、脳の燃料の補給が安定しているかで決まります。脳の燃料は糖質です。その大事な血液中の糖質を調整しているのがインスリンです。しかし、普段から糖質過多だとインスリンを生産する膵臓が疲弊してしまいます。その結果、インスリンが出過ぎたり出にくくなる。すると血液中の糖が不安定になり、当然脳にも糖が安定的に回らなくなります。そうなると脳は燃料不足になり、心や体にさまざまな影響を与えます。その結果、発達障害に見られるようなさまざまな症状が現れるのです。
ですから、まずは過剰に摂り過ぎている栄養、炭水化物(特に糖質)を減らしていき膵臓を休めることが重要である。
とにかく糖質対策である。
糖質対策とは主食と間食になるが、特に間食の改善がメインになる。
考えてみればわかるが、主菜や副菜には一部例外はあるが、ほとんど糖質は含まれていない。だからハンバーグやきんぴらゴボウを多く食べてもそれほど影響はない。問題になるのは常に主食と間食である。
それも体に与える影響を比率でいうと、主食3対間食7になる。
糖質対策100点のうち
主食30点
間食70点
すなわち、糖質対策とは間食の見直しで大部分は解決する。間食とは、お菓子とジュースである。
質を変えたり量を調節していくことで、体は良くなっていく。
①間食の質を変える
お菓子
①お菓子(菓子パン・スナック菓子・洋菓子→和菓子など)
✕
✕ ✕
△
②できる限り未加工の果物・穀物(りんご・みかん・いちご・メロン・おにぎり・そば・うどん・もち・さつまいも・干し芋・甘栗・とうもろこしなど)
③ナッツなど
できる限り、①→②→③を目指していく。1週間〜1ヶ月かけて、一段階ずつ慣らしながら質を変えていく。すなわち、間食を摂りたければ②か①にする。
ジュース(清涼飲料水・炭酸飲料水・乳酸菌飲料・スポーツ飲料など)
→水・茶
✕
ジュース(清涼飲料水など)も1週間〜1ヶ月かけて、一つずつ慣らしながら質を変えていく。そして、毎日→週3〜4回→週1〜2回→無しという順で量を減らしていく。難しければ、ときどきにんじんジュースや甘酒など自然なものを利用する。または、天然甘味料(はちみつ、メープルシロップ、アガベシロップなど)を少し利用して水割りか炭酸割りで作ってあげる。
あ
同じく1週間〜1ヶ月かけて、一つずつ慣らしながら量を変えていく。ただ子どもなので無理せず、ときどきは質の高い間食(果物・穀物・ナッツなど)を適量摂取しても良い。
主食対策
子供の場合は間食対策をしっかりやれば、主食(炭水化物)は厳しくやらなくても良い。また、間食や主食を減らした場合、主菜(おかず)を増やす。特にタンパク質(脂質)、すなわち良質な魚・肉などは毎食積極的に食べるようにする。
①朝、昼は普通に食べる。ご飯なら1〜2杯までにする。ただ主食を減らしすぎてもいけない。白米ではなくて、5分や7分搗きか雑穀を少し入れられればなお良い。
②夕はなるべく炭水化物を減らす。1杯までにして、その代わりおかず(タンパク質・脂質)を増やす。特に魚、肉、卵、大豆などは毎食最低1〜2品摂る。
※3大栄養素(糖質・タンパク質・脂質)は、体のエネルギーや材料になるのでとても大事である。食事では主に主食(糖質)と主菜(タンパク質・脂質)のバランスが重要である。概して現在は、主食が多く主菜が少ない傾向がある。したがって、ご飯は毎食1〜2杯までにしてあとはおかず(魚・肉・卵など)を増やしたい。特に主食を減らした場合、プラス1〜2品できれば上出来だ。
※糖質対策がうまくいかない場合
糖質を減らそうと思っても言うことを聞かなかったり、暴れたりする場合がある。糖質は子供にとって、いや人間にとって非常に重要なエネルギー源なので、考えなくても本能で欲する。ですから慣れさせるのに一定の時間がかかる。親御さんも苦労することが多々あるかと考えられる。かなり根気が必要になってくることもある。だが膵臓が疲弊して血糖調節が異常になると、子どもも相当苦しい。思考ができず衝動的な行動になったり注意散漫などに陥る。脳にエネルギーがないと、不安感やイライラなど精神的な不調も起こりやすい。しかも、子どもは原因もわからず周りに伝えることもうまくうできないのだ。そこで次の方法で解決を考えてみる。
①ステップ2の栄養補給から始めてみる。特に単独の出汁やスープはオススメする。味つけは、子どもに合わせてしても構わない。栄養が満たされてくると、甘いものや糖質への欲求が自然と抑えられてくるので試してみてほしい。
②そして間食の質を変えたり減らした場合、主食(穀物)に関しては最初は目を瞑ること。主食は炭水化物なので、糖質以外の栄養素、食物繊維、ビタミンなど含まれている。したがって、栄養補給や満腹感を感じやすい。3食の主食を増やしたり、間食に穀物を食べたりして慣れさせること。
